終活のすすめ(1)

過日、銀行のATMに並んでいると、私の一つ手前に待っていたおばあちゃんから声を掛けられました。「ATMの操作がよくわからない。やってもらえませんか」と、びっくりして、「赤の他人に頼んじゃダメですよ。わからないなら、窓口に行って相談した方がいいですよ。」と、伝えると、「窓口は、いつも待たさられるし、ATMでやってくださいと言われるから」

とおばあちゃんが言う。

おばあちゃんには、「僕が悪人だったら、口座から残額引き出すよ」と脅すようなことを言うと、渋々窓口の方に行きました。

こんなんじゃあ、オレオレ詐欺は無くならんよなあって思ったのですが、よくよく考えると、終活も同じ問題があるのかなあって感じます。

  • 「自分は財産少ないから遺言は書かない。」
    このような話をされる高齢者は多い。本当は面倒なだけなのかもしれない。
  • 「終活はお金がかかるからやらない。」

何らか不安があるから、終活セミナーやら相談に来たにも拘わらず、費用面の話をすると、最終的に何もしない。何事も、無料がやってくれるのが良いと思い込んでいる。

本当に必要なことは、幾らなら支出できるかを考えることなのだけれども・・・。

  • エンディングノートを書くことをしない。
    見るだけで終わり。ノートは、書いて使うものが相場なのに、書かない。
  • やさしくされることに慣れている。
    相談内容によっては、自分に問題に向き合ってほしい想いを込めて、厳しいことを言うと、その場から逃げ出す。しかし、全然解決しないから、何度も連絡してくる。
  • 子どもいないから、兄弟姉妹や甥・姪を頼りなさいと言っても、無視する。
    そんなに、話をするのが面倒なことなのだろうか?
  • 最終的にやりたいことを見出して、ゴールを設定しようとしても、やらない。

延々と不安話を続けて、終わりがない。時々、話をしている時間だけが欲しいだけなのかと感じてしまう。

「お年寄りには、寄り添い、優しくしよう」という風潮に世の中には存在するが、これだけ多くなった高齢者。そろそろ自助をしっかりとやらせるようにしないといけないかもと思ったりする。

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